エンジニアの技術質問ではどのようなことを聞けば良いのか?

2024.01.29 更新

エンジニアの技術質問ではどのようなことを聞けば良いのか?

IT技術が日々進歩している現代では、社内のITシステムは、今や会社の根幹の一部となっています。

そのため、エンジニアの存在が会社に不可欠となっていますが、エンジニアの売り手市場となっている昨今、優秀なエンジニアは引く手数多となっています。

そのような中で優秀なエンジニアを採用するためには、面談や面接などで適切にその人の能力を確認する ことが重要です。

エンジニアの面談や面接では、通常の面談や面接で聞く内容以外にも技術的な質問も問われますが、具体的に何を聞けば良いか悩む場面もあるのではないでしょうか。

そこで、技術質問ではどのようなことを聞けば良いか紹介します。

エンジニアの技術質問で何を聞けばよいのか?

エンジニアの面接では、自己紹介や志望動機など、通常の面接で聞く質問以外にも、技術的なことも質問事項として挙げられます。

その一例を紹介します。

どのような言語を得意としているか

どのような言語を得意としているかはエンジニアの技術質問の中でもベーシックなものでしょう。

これを確認することによって、候補者の得意不得意や技術的な指向が見えてきます。

どのようなフレームワークを使えるのか

言語にも様々な種類がありますが、その言語ごとにあるフレームワークも多種多様であるため、どのフレームワークを使えるかという質問は、実際に何ができるのか確認するために有効な質問であるといえるでしょう。

どのようなツールを活用できるのか

エンジニアの仕事を効率的に進めるためには、様々なツールの活用が欠かせません

特に社内で既に活用しているツールに慣れていれば、入社してからスムーズに業務にあたることができるでしょう。

以上の3つの質問は技術的な分野に関する基本的な確認を取るためのものです。

実際の面談・面接では、候補者の回答に応じて会話を掘り下げていくことによって、その候補者がその技術をどのレベルまで理解しているか、どのように考えているかを確認することができます。

例えば、最初の「どのような言語を得意としているか」という質問の回答から、さらにその言語について深く説明を求め、なぜその言語を選んだか、そのほかにより良い言語はあるかなどと尋ねることによって、その候補者の技術レベルや考え方などを掘り下げることができるでしょう。

質問に対する答えは何が望ましいのか?

以上で紹介した質問以外にも、面接では様々な角度から候補者に問いかけていくことになりますが、優秀なエンジニアはどのような点を踏まえた回答をするのでしょうか 。

自分の弱点を把握している

自分のできることをアピールするだけではなく、弱点を把握しているということは、自分の課題を知っているため、今後の成長を期待できます

特に自分の弱点に関して、自己申告や逆質問という形で表明する候補者は、その弱点を克服する意思があると考えられるでしょう。

自身の将来像を明確にしている

入社してからどのような仕事につきたいか、将来どのような仕事に携わりたいかというような具体的な目標を持っている人は、その目標に向かってきちんと努力できる人物である可能性が高いといえます。

また、その将来像が明確になっていることによって、自社との相性や入社後のポジションなどに関してもミスマッチを防ぐことにつながるでしょう。

チャレンジ精神がある

どのような仕事でもチャレンジ精神は必要ですが、技術が日々進歩しているエンジニア職に関してはより重視されるといえるでしょう。

新しい技術を積極的に学ぶ姿勢を持っていることも、優秀なエンジニアには必要な能力です。

マナーがある

業務内容にもよりますが、エンジニアといえど、いつも完全に一人で業務に携わるわけではなく、チームで仕事をし、営業に同行してクライアントに会うという場面もある場合がほとんどでしょう。

そのため、あまりにも常識外れな場合には、一緒に働くことは難しいでしょう。

マナーに関しては、質問の受け答えや面接での身だしなみや振る舞いである程度判断することができる部分なので、質問の回答以外の部分もチェックすると良いでしょう。

技術質問の実際の質問例

技術質問での実際の質問例では、事例をもとに改善するべき点などを質問するのが、一般的です。

エンジニアのスキルも図れる上に、実例をもとに会話ができるため、エンジニアの経験を垣間見ることができます。

弊社のサービスで改善すべきと思う点を教えてください

例えば、「弊社のサービスで改善すべきと思う点を教えてください」と聞いてみるのもおすすめです。

サービスについての事前調査を行っているかどうかもわかる上に、知識レベルやビジネスセンスも測ることができるでしょう。

新卒のエンジニア志望者には何を聞けばよいのか?

新卒のエンジニア志望者には何を聞けばよいのか?

電子工学や情報工学を専攻してきた学生やプログラミングスクールを出た学生などであれば、基本的な専門知識など技術的な質問を深掘りすることもできますが、他分野卒のエンジニア志望者にはどのような質問をすればよいのでしょうか。

新卒で他分野卒の場合は、未経験がほとんどなので、質問にもコツが必要です。

なぜこの業界を選んだのか

会社への志望動機も重要ですが、まずはなぜエンジニア職を志望したかという質問も新卒採用の際は必要になってきます。

そこからその候補者のモチベーションの度合いや指向性を見ることができ、その後の面接で話を深めるきっかけにもなるでしょう。

何に対して興味があるのか

興味のある分野を尋ねることによって、会社とのミスマッチを防ぎ、入社後はどのようなポジションに就いてもらうかについて、より具体的に検討することができます。

また、業務とは直接関係のないことでも、その人のパーソナリティを伺い知ることもできるので、聞いてみるとよい質問の一つです。

どのような経験を積んできたのか

関連のある専攻を学んできた学生であれば、研究やアルバイトなどでエンジニア業務に関する経験がある場合もあるでしょう。

他分野を専攻してきた学生でも、これまでの研究やアルバイトでの経験を聞くことによって、その候補者の人柄もわかり、採用の参考になるのではないでしょうか。

未経験のエンジニアは採用すべきなのか?

エンジニアは人材不足のため、なかなか優秀な人物を採用できないという悩みを抱える会社もあるかもしれません。

その場合、未経験エンジニアを採用し、自社で育てていくという方法もあります

とはいえ、未経験のため、教育には時間も手間もかかることは覚悟しておかなければなりません。

一方で未経験エンジニアならではのメリットもあります。

課題点や注意事項

学習をしてもらう必要がある

最新の技術に追いつくことは難しいため、学習をしてもらう必要があります。

また、人それぞれできない部分も違うので、就労時間のみでは差が開いてしまうなどのリスクがあります。

自分で自己学習を行っている場合はよいですが、自己学習できない場合は課題を出す必要も出てきます。

技術の進歩に間に合わせる必要がある

IT業界は日々技術が進歩しているため、教育スピードがあまりにも遅いと教えたものが古くなってしまう可能性もあります。

もちろん習熟度も重要ですが、ある程度のスピード感をもって教育する必要があります。

未経験エンジニアを採用するメリット

以上のように、未経験エンジニアを採用する際には様々な注意点がありますが、メリットもあります。

自社の方針に沿って教育できる

エンジニア未経験者であれば、自社の方針や方法に沿って教育ができるため、一度仕事を覚えてもらえればその後はスムーズに業務を進められるでしょう。

採用時のコストが低い

特に優秀な経験者であれば、やはり採用時のコストは上がってしまいます

その点、未経験であれば、それよりも低いコストで採用することができますが、教育にコストがかかることは留意するべき点です。

新鮮な考えを導入できる

未経験であれば、これまでの固定観念がなく、新鮮な考えを導入できる可能性があります。

まとめ

この記事では、エンジニアの技術質問ではどのようなことを質問するとよいかといった点を中心に紹介しました。

エンジニアの技術質問では、プログラミングに関する基本的な事項を質問して、そこから深めていくとよいでしょう。

また、新卒や未経験者であれば、それに応じた質問をする必要があります。

優秀なエンジニアを採用することが難しい場合は、未経験者を採用して自社で教育するという方法もありますが、その場合は教育にコストがかかるという点が注意点です。

とはいえ、面接だけでは候補者の能力を見極めることは難しいということは、留意しておく必要があります。

エンジニアの採用は日々激化しています。

IT技術の進歩に追いつくエンジニアは少なく、高度技術を持つIT人材は不足する一方です。

そんな中、注目されているのが「フリーランス」の活用です。

雇用に頼らない働き方として、昨今フリーランスは注目を集めています。

ITエンジニアは売り手市場であり、エンジニア側が企業よりも優位に立つ場合も多いため、正社員よりもフリーランスを選んで働く人が多くいます。

その方が、エンジニアとしても、好きな案件や自分のスキルに合ったものを選べるからです。

自分のスキルに合った案件を選びたいエンジニアの多くは、エージェントなどに登録し、案件を引き受けています。

このため、エンジニアを活用したい企業は、フリーランスITエンジニア専門エージェントを活用するとよいでしょう。

HiPro Tech」もその一つです。

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執筆監修者

記事監修

野村 鉄平

2006年に株式会社インテリジェンス(パーソルキャリア株式会社)へに入社。 アルバイト領域の法人営業や新規求人広告サービスの立ち上げ、転職サービス「doda」の求人広告営業のゼネラルマネジャーを歴任。 2021年11月からIT・テクノロジー領域特化型エージェントサービス「HiPro Tech」に携わり、現在サービス責任者を務める。 「一人ひとりが求めるはたらき方や案件との出会いを増やし、キャリアをデザインできるインフラを提供する」ことを自らのミッションとして掲げ、サービス運営を行う。

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