大きな事業変化に対応するためのリプレイスプロジェクト 伴走してもらえるインフラ人材との出会いは、期待以上の成果をもたらした
【HiPro Tech導入のきっかけは?】
レガシーなサーバーのリプレイス時期が来たが、人材リソースに問題があった
当社は、眼鏡(および補聴器)の小売と卸を事業としている会社です。メガネスーパーの名前で全国に約300店舗、移動販売車も10台ほど稼働しています。
小売業といっても、「眼鏡」という商品は特殊で、検眼など医療よりのコンサルティング販売を行います。
売って終わりではなく、視力が合わなくなったらレンズを取り換えるなど、お客様とのお付き合いは長く続きます。(デジタル化した)90年代からの顧客情報が積み上がり、都度導入した業務システムを脈々と引き継いできました。
継ぎ足し、継ぎ足しでシステムを構築し、ここまで来た状態ですが、いよいよサーバーのリプレイスを行わなければいけないと、プロジェクトの準備に入りました。
しかし、全社のIT基盤を司っているIT推進部にも、インフラの専任者がいません。インフラのスキルを持つエンジニアの採用にも動いてみましたが、インフラ人材は希少ですから、なかなかうまくいきませんでした。
サーバーのリプレイスをやらなければならないが、一緒にやるパートナーがいない状態です。それならば、外部人材を活用するしかないと判断しました。
【どのようにしてHiPro Techを知りましたか】
人事部からの紹介で、フリーランス人材とのマッチングサービスがあることを知る
外部人材を活用する場合も、さまざまな形態があるかと思いますが、私たちが求める方は、(プロジェクト内の一部の業務を委託するのではなく)リプレイスプロジェクトの最初から一緒に伴走してくれる方です。課題整理から一緒に行い、To be図を描いて、要件を洗い出し、ベンダーの選定を行うまで、伴走してくれる技術者をイメージしていましたが、そのスキルや経験を持つエンジニアとどのように出会えばよいかわかりませんでした。たまたま人事部のほうに相談したところ、HiPro Techのサービスを紹介してくれ、すぐに連絡をとりました。当初はそういったサービスがあることを私は知りませんでした。
【HiPro Techを選んだ決め手は?】
スキルセットだけでなく、人柄の面でも当社の希望に適した人を素早く提案してくれた
まず当社としては、パーソルキャリア自体とお付き合いがあったので、会社として安心感がありました。 た
だ、当社では、「インフラの上流工程に強い方」「レガシーな基盤を仮想基盤に持っていく経験や知識がある方」などの要件を提示しましたので、難しいだろうとも思いました。
クラウド人材だけに絞っていえば、登録しているエンジニアの方も多いかもしれませんが、レガシーな基盤を知っている方は、年齢や経験値もそれなりに高くなると思います、
そのうえで当社に興味を持って仕事を受けてくれる可能性のある方というと、候補者はどれくらいいるのだろうと。
ところが要件を提示した2日後には、要件にマッチした候補者の方をご提案いただき、面談を経て早期に決定することができました。
スキルセットだけでなく、「伴走者」としてコミュ二ケーションが取りやすい方という希望も出していたのですが、その点も納得できる方と契約できました。
【不安や迷いはありましたか?】
フリーランス人材の活用に不安はなし。チーム内でうまく協働できるかどうかは心配だったが杞憂に終わった
当社では、さまざまなプロジェクトが走っていて、フリーランスを含む外部人材の方に多数活躍していただいているため、その点の不安はありませんでした。
唯一心配だったのは、コミュ二ケーション面です。
リプレイスプロジェクトのマネジメントについては、こちらでやろうと考えていたため、伴走者として協働できるタイプの方かどうかが、私としては重要なポイントでした。
これは一緒に働いてみないとわからないことですが、幸い杞憂に終わりました。
【フリーランスエンジニアの活躍はいかがでしたか?】
当社の現状を深く理解。プロジェクトの伴走者として最適・最高な仕事を完遂
契約したエンジニアの方は、もともと事業会社で事業部長を務めており、リプレイスの経験もある方でした。
伴走者として、期待以上の仕事をしてもらい、プロジェクトもすでに走り出しています。
具体的には、まず、既存のサーバーの理解から始めてもらい、保守周りの整備をしてもらいました。
同時並行で、リプレイスにあたっての課題整理と、To be図の作成を一緒に行っていきました。
リプレイスする方法についても、選択肢がいくつかあるわけですが、当社の現状を深く理解し、多角的に見て判断いただき、最終的な決定をするまでのサポートをしてもらいました。
結論としては、当社の場合は、いきなりクラウドに移すのではなく、一度、仮想化で物理サーバーを集約するという方向に決まりました。 (社内合意を得るための)
企画書の作成にあたっても、プロジェクトのゴールをどこに持っていくべきか、スケジュール面、予算面まで、材料を揃えるところからサポートしてもらえたので助かりました。
ベンダー選定におけるサポートも同様です。候補となる会社の長所と短所、リスクになる部分など、比較表を作成しながら、慎重に考えることができました。
直接お付き合いしたことがあるからこそわかるベンダーの情報ももらえましたし、製品知識もあるので、ベンダーさんからのTo muchな製品提案に気付いて、費用を抑えることもできました。
その方の知見を自社にそのまま活かしてもらえるのは、フリーランス人材の方と仕事をする大きなメリットだと感じています。
【HiPro Tech導入後、課題は解決されましたか?】
第1フェーズの段階はクリア。プロパー社員への教育的効果など、期待以上の成果も
リプレイスプロジェクトの第1フェーズとして、目指すべきゴールが明確になり、サーバーリプレイスの道筋をつけるという段階はクリアしました。
今後に関しては、実際にそれを実行していく過程になっていますので、現在もリプレイスの工程の中心的な存在として活動をしていただいています。
また、プロジェクトチームの中では、プロパーの社員1名と組んで仕事をしてもらっていますが、この社員が目立って変化し、成長してきています。
社員教育を依頼していたわけではありませんが、ともに仕事をするうちに、仕事の進め方やノウハウを吸収し育っていきました。
フリーランス人材に参画いただく、副次的効果を実感しています。
【HiPro Techを利用した感想は?】
フリーランス人材の活用が、DXの推進にも不可欠。将来への見通しも立った
要件にあった人材を紹介していただき、非常に助かりましたというのが率直な感想です。
リプレイスプロジェクトについては、フェーズが進むにつれて、異なる人材が必要になると思いますので、その時はまたお願いしようと考えています。
当社は現在、事業の変革期を迎えています。大きな事業変化に対応するためにも、今回のリプレイスプロジェクトは、重要な業務でした。
つまり、リプレイスプロジェクトは、当社が本格的なDXを進める上での前段階としてとらえられるもので、今回、フリーランス人材とよい出会いができたことは、会社全体としても意味のあることだったと思います。