社内の慣例や固定観念にとらわれない視点が重要になるデータ利活用において、プロ人材がチームに加わる意義は大きい。

2024.01.11 更新

社内の慣例や固定観念にとらわれない視点が重要になるデータ利活用において、プロ人材がチームに加わる意義は大きい。

株式会社オートバックスデジタルイニシアチブ
代表取締役社長:則末 修男様・戦略企画部部長:伊藤 伸夫様
株式会社オートバックスデジタルイニシアチブ

HiPro Tech導入のきっかけは?

部署横断でのデータ利活用プロジェクトが進行中

私たちオートバックスデジタルイニシアチブは、国内外に650店舗を超えるカー用品店をフランチャイズ展開するオートバックスセブンの100%子会社として、オートバックスグループを支えるシステムの構築、保守、運用などを主に担っています。

グループでは現在、業務改革や顧客起点での価値創造を目指したDX推進の取り組みに注力しており、その一環として、お客様の利用シーンに合わせた商品やサービスをよりスピーディに提供できるよう、お客様情報データの利活用プロジェクトを部署横断で進めてきました。

新たなデータ基盤として、トレジャーデータ社のCDP(カスタマーデータプラットフォーム)を導入することが決まり、このシステムの導入経験がありプロジェクトを中心的立場でリードしていただける方を探していました。

HiPro Techを選んだ決め手は?

IT業界に根付く多重構造に課題感。フリーランサーとの直接契約を選択

社内要員だけで対応することができれば理想ですが、限られた時間の中で適した人材を見つけることも、ましてや育成することも現実的ではありません。

取引のあるSIer経由でエンジニアを紹介してもらうことも検討しましたが、IT業界特有の多重下請け構造のもとでは、コスト面でも意思決定の面でもどうしてもロスが生じてしまいます。

より良い方法を模索した結果、フリーランスITエンジニアと直接契約ができるHiPro Techのサービスを利用することを選びました。

HiPro Techの担当者はこちらの要望を丁寧にヒアリングした上で、提案に至るまでに複数回の打ち合わせを設けてくれるなど、親身な対応に好印象を持ちました。

1週間ほどで希望要件を完全に満たす候補者の提案があり、スピード感にも驚きました。

不安や迷いはありましたか?

豊富な経験値とコミュニケーション力の高さを信頼

高度な専門性を持つフリーランスの方をプロジェクトに迎え入れることは、社内でも初めての試みでした。

特に今回は部署横断のプロジェクトであり、業務や立場もそれぞれに異なるメンバーとのやりとりも重要になります。

そうした中で当初から不安なく進められたのは、契約前の面談時に、ご本人の専門スキルや経験値に加えてコミュニケーション力の高さも実感できていたからです。

今回参画いただいた方は、過去にほかの事業会社で類似のプロジェクトを経験されていて、そこでの苦労話や課題解決の道のりをお聞きすると、的確に要点を押さえていて説得力があり、この方ならプロジェクトをうまくリードしていただけると確信を持てました。

人柄も気さくで、実際にプロジェクトのメンバーも気軽に相談や質問をしやすく、厚い信頼を寄せています。

フリーランスエンジニアの活躍はいかがでしたか?

企画から構築、運用フェーズにわたりリーダーシップを発揮

データをどのように活用するかといった企画構想の段階から、CDPの構築、そして現在の運用フェーズに至るまで、社内の関係者とコミュニケーションを取りながらリーダーシップを発揮していただいています。

多岐にわたるデータを連携・統合する上でどのような点に注意すべきかなど、これまでの経験を踏まえて的確に判断しデータを適切に整理していただきました。

さらにデータ分析のスキルを活かして、実際に顧客データを分析しながらプロジェクトに対して有益な提言をしてくださり、それも上から目線ではなく、私たちの事業環境を理解した上でわかりやすく説明いただけるため、プロジェクトのメンバーにとってあらゆる場面で頼りになる存在です。

HiPro Tech導入後、課題は解決されましたか?

より効果的なマーケティングが可能に。データ活用への社内の関心も向上

データが統合されたことで、これまで部署ごとにばらばらだったマーケティングのシナリオが一本化され、より適切なタイミングでお客様に合わせた商品やサービスを提案することが可能になりました。

食品や日用品と違い、カー用品の購入機会は年に数回にとどまり、お客様との接点は限られます。

そうした中で、店舗や公式オンラインショップ以外でもお客様との日常的な接点を増やし、個々のお客様のニーズに合わせた提案を行うためのさまざまな仕掛けづくりに引き続き注力しています。

今後はマーケティングの領域にとどまらず、店舗における在庫管理やピットサービスに関してもデータ活用の取り組みを広げていく考えです。

今回のプロジェクトのもう一つの成果として、データ活用に対する社内の関心の高まりがあります。

社内の勉強会にも部署を超えて多くの参加者が集まり、「データを使って既存ビジネスの価値をどう上げるか」について活発に議論が交わされています。

こうした機運が高まっているのも、プロジェクトを通して専門的な知見を持つエンジニアの方に助言を受けながら、個々のメンバーが学びを深めてきたからこそだと思います。

HiPro Techを利用した感想は?

外部の専門人材の知見や視点の重要性を実感

データ利活用の取り組みでは、「データを使ってやりたいこと」に関心が集まりがちですが、その前段階として、データを活用できる状態まで持っていくために、クリアしなければいけない煩雑な下準備のプロセスがあります。

今回のエンジニアの方はそこにしっかりと専門性を発揮し、時間をかけて取り組んでいただいたからこそ、プロジェクトの成果に結びついていると感じています。

また、データ利活用に取り組む上では、これまで自社内に蓄積されてきた知見やものの見方、考え方に縛られることなく、別の角度からデータを捉える視点が重要になります。

その点でプロ人材に参画してもらう意義は極めて大きく、実際に今回のプロジェクトでも、多岐にわたるデータをもとに新たな視点から仮説を立て、社内のメンバーだけでは気付けない示唆を与えていただいています。

HiPro Tech担当者コメント

IT業界特有の多重下請け構造に、コスト面や意思決定の面から課題意識を持たれていたオートバックスデジタルイニシアチブ様。

HiPro Techは、まさにそうした従来の構造を打破することを目指しているサービスだからこそ、今回選んでいただけたことをいっそう嬉しく感じます。

近い将来、ITの専門人材が大きく不足することが経済産業省の推計でも指摘されており、フリーランスITエンジニアの活用はますます重要になると予想されます。

部署横断でのデータ利活用プロジェクトの中心的役割にフリーランス人材を迎え入れ、成果を上げておられるオートバックスデジタルイニシアチブ様の取り組みは、ほかの多くの事業会社様にも参考にしていただける好事例だと思います。(HiPro Tech 張 逸超)

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