新しい技術を学ぶことが好きで、積極的に習得することで広げてきたキャリア

新しい技術を学ぶことが好きで、積極的に習得することで広げてきたキャリア

大川 弘晃 氏
職歴
ITエンジニア歴19年。大学(情報系、教職課程も履修)卒業後、大手家電メーカーのソフトウェア子会社で制御システムやコンテンツ配信システムの開発・試験を担当。その後、上流工程(要件定義~設計)に強いSIerに転職。 製造業の顧客企業に常駐し、自ら手を動かすソフトウェア開発コンサルタントとして支援すること7年。IoTプラットフォームの研究開発やIoTプロジェクトのアーキテクト/PMを6年。 2019年1月から独立。現在はフルリモートで、家族との時間、スキルアップ、強みを活かせる案件、ライフワーク、それぞれのバランスを取りながら日々を進めている。関心分野はSDGs、地方創生、教育。

新しい技術を学ぶことが好きで、積極的に習得することで広げてきたキャリア

キャリアとしては組み込み分野でのプログラム開発から始まり、開発コンサル、モデラー、IoT分野でアーキテクト、PMと下流から上流まで様々な経験を積んできました。 強みは、技術を理解した上でのマネジメント力や決断力だと自負しています。プレイングマネージャーやテックリードという立場で案件に入ることができると、一番バリューを出せます。工程だと、ヒアリング・要件定義・アーキテクチャ設計・詳細設計・プロトタイプ開発が得意です。
フロントエンド、バックエンド、インフラ、組み込みデバイス、どの領域の技術でも対応することができます。とにかく技術が好きなので、言語やOS、ミドルウェアなどは、新しい技術が出たら触るようにしています。

あと、新人2年目の時から育成にも携わっていて、開発ももちろん好きですが、育成に関しても長年経験していることもあり、好きですし、自分に向いているとも思っています。最近はライフワークとして子ども向けのプログラミング講師もしています。

山岳ガイドのようにクライアントに寄り添う姿勢

現在のクライアントに対して特に意識していることは、“レスポンスの速さ”と“分かりやすさ”です。例えば、分かりやすさに関して言えば、結論を先に言うことはもちろんですが、ゴールをきちんと提示し、方向性を見失しなわず進むために、山岳ガイドのようにクライアントに伴走するというやり方を取っています。
IoT分野にも関わっていますが、関連する技術が様々あり、幅広い領域に対するアドバイスをクライアントから求められています。難易度が高い部分ではありますが、それは今までの幅広い経験や蓄えてきている知識があるからこそ提案ができることだと思っています。私にとってはとてもやりがいになります。
また、技術者の育成も任せていただいています。MTGを15分~60分ほどすれば、相手のスキルレベルや知識を把握できるので、個人に合わせて適切なハードルを用意し、段階的に成長ができるようサポートすることを意識しています。
あとはチーム全体のアウトプット、パフォーマンスが最大になるように、私は手薄な部分に回るように動くことを心がけています。これもこれまでのキャリアで幅広い経験をしてきたからこそできる、私の強みと考えています。

フリーランスという働き方は自分で自分の舵を握ることができる

フリーランスになったのは2014年に妻が難病になり、家族との時間を大切にしたい、と思ったことがきっかけです。妻のサポートをしているなかで、当たり前だけど当たり前ではない存在や時間の幸せを考えるようになりました。
フリーランスを継続している理由は複数ありますが、1つは家族との時間調整がしやすいことです。正社員になるとどうしても残業などを理由に家族との時間を調整することが難しくなります。他には自分の成長ですね。正社員と比較して自分で案件を選びやすいフリーランスは、自分にとって適切な成長の階段を用意しやすいです。そのため、フリーランスになったことで、より自分の成長を実感できるシーンが増えています。
フリーランスになったからこその変化だと、Uターンができたことがありますね。正社員を続けていたらUターンという選択をすることは難しかったと思います。

上流工程を担当できる案件とのめぐり逢い

スカウトサービスを経由して「HiPro Tech」の案件内容を初めて見た時に、自分のキャリアや強みを活かせる案件がありそうだと思い登録をしました。
登録の際に、私のキャリアだけでなく、マインドや大切にしていることまで深くヒアリングして下さったことを今でも覚えています。
家族との時間を大切にすると、働く条件にどうしても制約が出てきてしまいます。制約があるなかで案件を探すと、実装メインの案件が多く、上流を担当する案件や技術アドバイザーのような案件が少ないんです。ただ「HiPro Tech」は、上流案件をしっかり取り扱っていることが魅力的だと感じました。どうやって営業担当の方が上流案件を開拓されているのか、すごく気になっています。(笑)

直接業務委託契約という契約形態についても、企業と直接契約ができるのでコミュニケーションのラインが明確で分かりやすいです。契約条件などの交渉も企業と直接でき、スピーディーに動けることは、そのままクライアントへの貢献に繋がると考えています。

契約の間にエージェントが入っているところも多いですが、そういった契約だと「何かあった時にエージェントがカバーしてくれるだろう」という考えが浮かぶシーンがあると思います。反対に企業との直接契約だと仕事への責任感がより強くなると、私は感じています。そのため、「HiPro Tech」のような直接契約のエージェントを利用する事は、エンジニアの成長に繋がるのではないかと思います。
自分で責任を持つ範囲が広くなることをデメリットに感じる方もいると思いますが、開発などの実業務だけでなく、案件を獲得するための交渉など含めて、全て自分で対応してみることはフリーランスとして働く上で、大きな経験値となると思います。個人的な意見としては直接契約をしたことがない方がいたら、直接契約を経験することをオススメしたいです。

※インタビュー実施日:2021年6月25日

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